万全の体制で挑んだ3日連続の大阪万博。「最軽量」大前提の必需品アンド「持ってったけど使わんかったモノ」をご紹介します。
持ち物はウルトラライトで
行ってきました大阪万博!

念には念を押して3日連続入場券を購入したのですが、
3日目の黄昏どきには、【静けさの森】の岩に腰かけて
「この森に住ませてくれ…」
と思うまでに堪能しまして。

そう思えたのは、「とにかく疲れないこと」をテーマに、必要なものを極限まで軽い装備で揃えた結果だと自負しております!
(ちなみにウルトラライトとは、アウトドアにおける装備の軽量化を指す概念です)
「気合い入れてコレ買って持ってたけど使わんかったわ…」なものも含めて、わたしが万博に持って行ったすべてをご紹介します。
疲れる装備と疲れない装備
持ちもののご紹介の前に、会場内で見た「すごく疲れちゃいそう…」と思った装備です。

そして、わたしの考案する、疲れない装備はこちら!

ちなみにわたしのスペックは、
・昭和生まれ
・行列に並ぶのが大嫌い
・並んで待つ系テーマパークはほぼ行かない
・疲れやすい
です。
(テーマパークに不向きすぎる)
では持ちものについて詳しくご紹介してまいります。
装備の詳細はこちら
①折り畳みイス
もう帽子ナシだろうが日傘ナシだろうがぜんぶすっ飛ばして一番大事なのはこれでした。
「疲れない」ためにはとにかく隙を見て座る!
行列の待ち時間はもちろん、「立ってみんなで映像を見る」系展示も、
邪魔にならなさそうだったらイスを出して座って見るか、地べたに体育座りです。
そこにいるスタッフさんに軽く目を合わせてちらっとイスを見せてOK!の表情だったら即イス。もしくは体育座り。
わたしのイスはamazonで「最軽量」で調べたら出てくる、重量280gのイス。

折りたたむとトウモロコシぐらいの長さ×厚切り食パンくらいの厚みになるのですが、
最終的にはこんな感じでリュックにぶっこんでました。

ちょいちょい座るから畳むのめんどい…
ちなみに場内の地面は土が露見しているところはほぼ無く、イスも靴の裏も汚れることはほぼ無いかと思われます。
予約が取れれば行列待ちも無いんですがね…!
(3日間オール予約枠落選したわたしが通ります、涙)
②スマホショルダー
写真を撮るとき、当日予約を永遠リロードするとき(哀)、国の情報を調べたいとき、待ち時間の暇つぶしに…
スマホはポケットやカバンではなく、ショルダーでぶらさげがマストです。
③マップ
マップは、Xにて無料配布されている つじさん の地図を、セブンネットプリントにてプリントアウトしました。
A4よりもB4が見やすいです!
これを、100均のクリアポケットに入れパンチで穴を開けたら、

100均で売ってるびよんびよん伸びるやつをつけてスマホショルダーに。

これにてスマホとマップがいつでもストレスフリーで出し入れ可能に!
裏面は、つじさんのマップに 紅鮭さん がフード情報を書き込んだマップ。
さらにデジタルチケットも貼り付けて、極力スマホを見なくて済むようにしました。

ケータイとマップをぶら下げる友たち。

ちなみにチップスとして…わたしはマップの上に穴を開けてびよんびよんを付けていますが、

下に穴を開けてびよんびよんに繋げたほうが、びよんびよんに邪魔されずマップが見やすいです。
(このびよんびよん名称なに…???)
④リュック
「疲れない」ためにはやはりリュック一択です。

1日目に同行した友人が
「普段ショルダーバッグだし、リュックって出し入れ面倒そう…」
と言っていましたが、
スマホショルダーでスマホさえぶら下げておけば、
立ちながら何かを出し入れするタイミングはそんなに無いかと。
その友人もリュックで現れましたが、
「リュックにしてホント良かった!両肩にリュックの痣できて、
ショルダーバッグだったらもっとしんどかっただろうって思った!」とな。
痣…!
そう、ただリュックなだけではあかんのです。
ショルダー部分のパッドの厚みが大事!
パッドが厚いと、荷物の圧力が分散して、より疲労を感じにくくなります。
後付けのショルダーパッドも売っているのでぜひ。
歩くわたし。リュックはでかいがパッドが厚いので、重い荷物も平気。

リュックはGregoryのオーバーヘッドデイです。
パッドが厚く、背負ったときの安定感が素晴らしい。
5年ほどほぼ毎日使用していますが、まったくへたらず頑丈で愛してます!
⑤日傘、帽子、サングラス
日光に当たることは疲労を増幅させます。
普段日傘をささない男性もぜひ使ってみてください。
日陰は偉大です。
帽子は言わずもがな。
そして目から入る日光も、かなり身体を疲れさせます。
大屋根リングの下でイタリアパビリオンへの入場待ちをしているとき(5時間コースでした!押忍!涙)、
西日がちらちら射してきて、しかし動けない…と、まぶしそうにしている方がたくさんいました。
(イタリアパビリオン待ちの動かなさはすごかった…20分くらい平気で微動だにもせん…)
サングラスをかけているだけでこんなにラクなんだ?!とびっくりすると思うので、
普段かけない方もぜひ使ってみてください。

グラサンでガンビア弁当をまわし食いしました。

⑥黒以外の汚れの目立たない服、スニーカー
お洋服ですが、黒は太陽光を吸収して熱をため込むので、上下黒コーデは避けました。
白い服は紫外線を反射してしまうので日焼け対策としてはNGなのですが、
今回は「疲労対策>紫外線対策」を優先で白いお洋服に。
腕には冷感アームカバーも忘れず。
大屋根リングには寝転べる芝生スペースもあるので、荷物を降ろして大の字で寝転ぶのも最高。
(その際は靴は脱いでいただきたい…できれば靴下も!これだけで疲労回復度が違います。
替えの靴下もあると気持ちもリフレッシュします。)
3日目、前夜飲みすぎて、大屋根リング芝生にてソロでガチ昼寝をしたわたし。

他にも、ウォータープラザ前の階段、静けさの森の岩などなど、
ベンチではないそこらへんに座れるよう、汚れの目立たないボトムスはマストでした。
さらに、ボトムスにポケットがあると何かと便利。
足元は、一時期バズったNewBalanceのインソールは確かに疲れにくいのでオススメです。
わたしはNIKEのV2K RUNシリーズを履いていきました。
軽くて疲れないので重宝しております。
ここまでハード面の装備です。
ここからは、さらに疲れないための工夫と、持って行って良かったもの、
持ってったけど使わんかったもん、あったらよかったものについてご紹介します。
アミノバイタルとキューピーコーワでドーピング。その他疲労回復グッズ
「絶対に疲れない万博」ソフト面はこちら。

朝はビタミンB・Cと鉄分のサプリ。
会場内ではアミノバイタルとキューピーコーワで疲労回復、塩分タブレットで塩と糖を補給。
肩に疲労を感じてきたらボルタレンっぽいゲル。
夜はサロンパスを足裏、ふくらはぎに。
寝る前に肩と腰にはボルタレンゲル。
リポビタンDXという錠剤も飲んでみました。
これに着圧ソックスを履いて就寝。
カプセルホテルだったので眠剤も持参しましたが、秒で就寝。
いろいろやったので何が効いてるのかはわかりませんが、なにかが確実に効いたようで、
3日間疲れ知らずで歩き回りました!
ちなみに、ゲルと日焼け止めは、極小ジップロックに1日ずつ入れて会場に持参。

したはずが、この日焼け止めジップロック、なんかに紛れて無くしたみたいで、
今日にいたるまで見つかっておりません…
ゲルは会場内でリュックの奥底から発掘したので、肩に塗ってリフレッシュ。
(朝塗った日焼け止めとゲルとやっすーいネックレスがケミストリーしたみたいで、
入浴時に肌からなんか青いモロモロが出てきたんですが何あれ…)
今年発売の、ロート製薬スキンアクアUV、めちゃくちゃオススメです。
サッと伸びてすぐ透明に。
黒い服についても白くならない。
そして冷感シートも必需でした。
ビオレの冷シートは、厚みとヒタヒタ感がたっぷりあって、全身拭いても乾がないのが好き。
これはひとパックだと重たいので、1日4枚ほどをジップロックに入れて持参。

ハンディファンはあまり使いませんでしたが
(存在を忘れていた…)
2日目のクウェート待機にて活用。
接触冷感機能があるものはこれからの季節さらに良きですね。
首にかけるリングタイプのネッククーラーは、130gもあることと、
すぐぬるまってしまうと思って今回は持っていきませんでした。
夏場は、軽い保冷バッグに入れて持って行っても良さそう。
食料切れで永遠に塩分ラムネかじってました
1日目は3人でしたので、各パビリオンの強気な値段設定のごはんをまわし食い()しましたが、
2日目3日目はピン行動でしたので、極力節約。
3日目に関しては、朝飛び起きて9時入場に向かったら、

カバンにこれらの大阪みやげおやつと塩分ラムネ、アミノバイタルしか入っておらず…
かと言ってパビリオンのフードはもちろんファミマ、セブンも、店に入るだけで長蛇の列…
大阪みやげたちとアミノバイタルは秒速で完食してしまったので、
9時から19時半まで、永遠に塩分ラムネをかじって2万歩歩きました…
フードにありつけなかった時のために、水分がなくても食べやすいもの、
カロリーメイトのゼリーやおにぎり、魚肉ソーセージ、
きなこねじりやボンタンアメなどがあるといいなと思いました。
(切実に)
エネルギーとしての炭水化物、疲労対策はたんぱく質・ビダミンB、
ドーピングとしてのアミノバイタル(美味くはない)・QPコーワは、テキメンに効きます。
(「レオン」のゲイリーオールドマンをやりたくなります)
給水スポットが点在しているので水筒を持っていきましたが、
ほとんどの給水スポットは長~い行列…
その隣の自販機は待ちナシ。というのをたびたび見ました。
給水スポットのお水の温度は常温と行かないまでもキンキンではないので、
特に夏場は180円くらいで済むなら、自販機を使ってもいいかも。
凍らせたペットボトルもあると絶対重宝します!
ちなみに、クウエートパビリオンと中国パビリオンの間・クウェートパビリオン前の給水スポットは
いつも列無しで給水できました!
持ってたけど使わんかったもの
①パーカー
羽織ものとして、パタゴニアのウインドブレーカーと、UNIQLOのパーカーを持参。
6/6は夜風が涼しくて、うすいウインドブレーカーを着ましたが、
UNIQLOのパーカーはかさばりすぎなので2日目、3日目は持って行かず。
ドイツパビリオンはかなり空調が効いていて、長く滞在しようとしたら寒いかもしれないので、
夏場も1枚羽織るものは必要だなと思います。
ウインドブレーカーはパタゴニアのフーディニ。

これはわずか90g、ポケッタブルでにぎりこぶし大になるので本当にオススメの逸品です。
②Bluetoothリモコン
これは単純に1日目に持っていくのを忘れました…

1日目、みんなでワイワイ撮るために買ったのに…
スマホと連動させるリモコンで、遠隔でシャッターが押せます。
2日目3日目はピンで行ったので使うわけもなく、スーツケースの中で泣いていました。
③敷物
1日目に使わなかったので持っていくのをやめたら、3日目に芝生で寝るとき切実に「敷物ほしい…」となりました…
朝方霧っぽかったので、芝生が少々湿っていまして。
(構わず寝ましたが)
④靴カバー、防水スカート
単純に雨が降らなかったので使用せず。
防水スカートについては以前、ワークマンの撥水スカート で記事を書きましたが…
訂正します!
あのワークマンのスカートやっぱ重いわ!!!
というわけで、新しくアマゾンにて防水スカートを購入。
ワークマンの撥水スカート330gに対してこちらは83g!
しかし見た目はごみ袋を腰に巻き付ける奇人です。

(これを撮るにあたってはじめてBluetoothリモコン使いました…哀)
防水スカートのメリットについては既出の記事で語りまくっているので割愛いたします。
この防水スカートはラップタイプなので、ワークマンの撥水スカートより着脱はさらにラクに。
そして本当に小さい〜ワークマンの1/3ですね。

靴カバーは使ったことはないのですが、足が濡れることは本当に不快なので、あった方が良いはず!
雨天時は替えの靴下は必須ですね。
他に雨天時にあるといいなと思ったのは、100均や3coinsにて購入可能な足カバー。
足首からふくらはぎくらいまでのカバーなので、(脚絆的なイメージです)
レインパンツほどかさばらず、蒸れずに良さそう。
⑤暇つぶし用文庫本
待機列で本を読んでる方がたくさんいらっしゃいました!
2日目に書店に寄って買って行くつもりが忘れ、3日目は9時入場なので購入できず…
写真の整理とパビリオンの感想などをまとめて時間を潰しましたが、どちらもスマホ充電を消費してしまうので、
本…!!!いいなぁ…!となりました。
購入したかったのは原田マハ氏の「サロメ」です。
持ちものリストまとめ
というわけで、最軽量で楽しみたいわたしの持ち物は、
・リュック
・折り畳みイス
・サングラス、帽子、日傘、アームカバー
・スマホショルダー、マップ
・アミノバイタル、QPコーワ的なドーピング、塩分タブレット、なにかしらの食料、水筒
・冷感シート、ハンディファン
・ボルタレンゲル、日焼け止め
・ウインドブレーカー、敷き物
・モバイルバッテリー、ティッシュ、ウェットティッシュ、ごみ袋
・財布(ジップロックにクレジットカードと5000円程度)、リップ、目薬、PASMO
(雨天時)
・防水スカート、靴カバー、足カバー、靴下
です。
ながーーーーーーーーーーーーーくなりましたが…たくさんの方が万博を楽しめますように…!!!