ADHDに向いている・向いていない仕事~おすすめの職種や作業の仕方・工夫

ADHDと発覚するまでいろいろな仕事をしてきましたが、そのほとんどが特性に合わないものでした。
発覚後、特性と向き合い自分の苦手を知った上で職探しをし、
「今の仕事自分に向いているな」、と感じた職種や仕事の仕方について書きます。

ADHDにおすすめの仕事は、クリエイティブな職・「好き」を活かす職

わたしがADHD発覚前までに経験してきた職種は、

・医療事務、経理 (抜け・漏れが多く、数字が苦手なのに、抜け・漏れの許されない、数字を扱うお仕事…)
・ファミレスのホール業務 (マルチタスクで死亡)
・接客販売 (接客はいいとして販売で数字を扱ってレジをミスしてもれなく死亡)

等、あえて苦手な職業を選んでいるかのようなチョイス。涙

ADHDの自己診断結果を受け、クリエイティブな職・自分の趣味を活かす仕事が向いている、というのを知って、
突然ハンドメイド作家となります。

ミシンをさわったことも無かったのに、いきなりの作家デビューです。
この辺の突拍子のなさ、思い立ったら即行動なところは、ADHDの片鱗をうかがわせますね。笑

いざ作家となることを決めて作業を始めると、
過集中しすぎて、カラダがガタガタになるまでぶっ通しで作業したりしてしまうのも非常にADHDがにおいます。笑

ADHDが仕事を辞めたい理由のひとつ「職場の人間関係のわずらわしさ」からの解放

が、上司に怒られることもなく、すべて自分の責任の下に作業して販売することに大いにやりがいを感じます。
前回の記事で書いたように、上司とやり合ったり、なあなあにできずにまわりから孤立することもナシ。

ひとり…最高…!と感動します。笑

初対面の方とお話するのも好きなので、
イベントなどでお客様と対面販売したり、ワークショップの講師をするのもとても楽しかったです。

ハンドメイド作家は10年ちかく続けましたが、
とにかく計画性がないので、飲食もせず朝から晩までぶっ通しで作業して、常に首肩目がバッキバキに…
コロナ渦でイベントがほぼなくなった時に一度離れてみたら、
「体に良くない…」と気づいて、すっぱりやめました。

ADHDは「自分の知識を人に話す仕事」も得意

他に自分に合っていたのは、家電の取扱説明の仕事です。

メールで依頼を受けて、派遣先に搬入予定の家電について勉強して、
自宅から派遣先に行き、そのおうちの方にキッチンやトイレの取説やお手入れの仕方を説明して帰る。
というお仕事でした。

お客様も業者さんも、現場で会う方はその場限りの関係ですし、
上司や同僚がいないので、とにかく人間関係がラク。

なにより現金を取り扱わないお仕事なので、
一番苦手なお金関係のケアレスミスから解放されます。

自分さえ取説を勉強していればこなせますし、
人前でしゃべるのも割と好きなので、やりがいを持って仕事ができました。

ADHDの一番やらかしがちな仕事ミス「抜け・漏れ」を無くす工夫

現在は、スポーツジムで働いています。
この仕事で特筆すべきなのは、現金の取り扱いをしないことです…!!!(2度目)

とにかく自分はお金を取り扱ってはいけない…!!!と確信しているので、
これは本当に大事なポイントです。

また、今の店舗は、他の店舗からもびっくりされるくらい日々の業務が細分化されてデイリーワークリストになっているので、
漏れ・抜けが多いADHDは大歓喜です。

「倉庫の施錠」のような、小さな作業もすべてデイリーワークリストに書き起こして、
何度も視覚で確認し、終了した内容にはチェックを入れて消していく。
というシンプルな作業で、抜け・漏れを防ぎます。

頭に浮かんだことをすぐメモに取れる環境でもあるので、
忘れっぽかったり、複数の業務を同時にこなすのが苦手なわたしでも働けています。

しかし自分が書いたメモを覚えていなかったり、急いで書いてあとで判読不可能だったりも…汗

ADHDに向いている仕事は…

ADHDの長所に、「初対面の人と話すのが得意」な面があるらしく、
同じくADHDの友人は、営業職の取引先の新規開拓が天職でした。

わたしも、ジムが未経験の新規の会員さんの緊張を解いて、笑顔が増えていくのを見るのが大好きです。

また、これはADHDと関係があるのかはわかりませんが、わたしは「共感したい」気持ちが強いタイプのようなので、
自分の好きなマシンやトレーニングを紹介して「効く!」「楽しい!」と共感してもらうのも、やりがいを感じています。

とは言え、ADHDらしくあわてたりうっかりしてしてやらかすことも多々なので、
周りのスタッフさんに助けられながら仕事しています…

みんなには感謝です!涙

前述した営業職の友人は、書類の抜け・漏れがひどいので、
自分は書類のチェック作業から外してもらったと言っていました。

ハンドメイド作家でのワークショップ講師、家電の取説、ジムのスタッフを経験して感じた
「自分の知識や好きなものについて、人に話すことが好き」は、

考えてみると、自分のもともとの性格だと気づきました。

好きなことについて人に話して共感してもらうことに、無償の喜びを感じるのです。

ADHDの「共感力の高さ」の表れなんだと思います。
(ハンドメイド時代も、作るより、ワークショップの講師をするほうが楽しかったり…)

これらは、多種多様な職種を経験してやっと知った「わたしでもできること・わたしでも楽しいと思える仕事」で、
今ADHDで仕事がうまくいかない方には、まったく違った分野の職種にチャレンジしてみるのもオススメしたいです。

ADHDの苦手分野は理解したうえで、
ADHDの長所である「人懐っこい」「明るい」「好奇心旺盛」「行動力がある」のような部分を
活かせる職場を見つけられれば、と思います。