遠野駅に降り立ったわたしは、駅前掲示板に貼られたカッパのポスターに魅せられ、ふらふらと夕闇迫る遠野のまちに繰り出す…
カッパ、河童、かっぱ…これでもかと推してくる遠野…
駅の写真を撮ろうと駅前に行ってみたら…
駅のスタンプ台…
ポストの上に…
交番…がもう全体的にカッパ…
こんなにも…と、おそるおそる足元を見ると…
カッパおるね…
夜道がなんか照らされてる…???
カッパ…!!!
もう遠野に来たら、あなたはカッパから逃れられない…!!!
このあと3日間で、人生のカッパ許容量を軽くオーバーするカッパを浴びます。
こども本の森 遠野に住みたい
カッパから追われるように彷徨っていると、すてきな建物を発見。
「こども本の森 遠野」。
あたたかいオレンジ色の灯りに誘われふらふらと入ってみます。
設計は世界の安藤忠雄…!
受付のお姉さんと、にこやかにおしゃべりをして靴を脱いで閲覧コーナーに入ると…
本が楽しい感じで並んでるゥ…!!!(語彙消失)
高い梁がむきだしの、吹き抜けの天井に届くほどの本棚。
各所に配置されたテーブルやイス、畳敷きのスペースや本棚と本棚のあいだのエアポケットのような空間など、
思い思いの場所で読書ができる幸せ…
こんな秘密基地みたいな場所で本を読める子ども時代、遠野の子どもたちがうらやましい…!
※こちらは本の閲覧ができる施設なので、貸し出しは行っておりません
安藤忠雄氏の設計との展示があって、納得。
しかも蔵書のセンスが素晴らしい…
ブックディレクターの幅允孝氏によるという選書は、河童や妖怪にまつわるこの地に伝わるお話、
宮沢賢治関連書籍にアートに旅に、世界の衣食住にまつわる本が。
読んでみたかったけど地元の図書館には置いていなかった本もある…涙
こどもじゃないけど全力で興奮して楽しみました。
帰り際、受付のお姉さんから、折り紙のカッパをいただきます。
「遠野のカッパは赤いんですよ」と仰っていたので、赤いやつをチョイス。
ホッコリと施設を出ます。
が、
赤いカッパ…だと…???
それは酒に酔っているのか?
前の記事に書いた窯で丸ごと茹でられたやつなのか?
それともこの…
フサフサの剛毛をむしられてしまったのか…???
ついついサイコパスな方向に考えが及んでしまいますが、
「人に見つかって照れて赤くなってるだけさ…!!!」
と己に言い聞かせます…
こども本の森 遠野 の公式サイトはこちらから。
遠野のローカルスーパーとぴあで三陸産海の幸をゲット
すっかり日が落ちた遠野の街。
GoogleMapsで見つけたローカルスーパーとぴあへ。
ちょっと奥さん、大船渡産のいなだ(ぶり)がこのお値段ですよ…
道の駅のお総菜売り場のようなコーナーも充実していて、時間も遅いのでめっちゃ値引きされておる…!
ひとりなので食べられる量が限られるのが残念…
遠野の宿はエアビーで
今回の宿泊は、airbnbで予約をしました。
古民家をリノベーションした建物で、1階はシェアスペース、2階はゲストハウス。
セルフチェックインで、玄関ドアはパスワードを入力して解錠するのですが、
チェックイン時は案の定マゴついて、1階にいらっしゃったスタッフさんが手伝ってくださりました。涙
ゲストハウススペースは古民家ながら、エアコンも灯油ストーブもばっちり効くので11月でも快適。
お掃除も行き届いていて、トイレとお風呂が別になっているのがありがたかったです。
キッチン、バス洗面トイレは共有スペースなのですが、
この日の客はわたしのみ。
ついでに、3泊4日中、他のお客さんナシ。
え、貸し切り…ですか???
最高。
1階も、わたしが出入りするときはほぼ無人で、すっかり自分ちのようにくつろいで過ごしたのでした。
ひとり旅で現地の方とふれあうのは好きだけど、部屋に帰ったらひとりになりたい、
むしろひとりになるために旅してるので、
貸し切りゲストハウス、超快適でした…!