公開前はオタクたちが冷ややかな視線を送っていた実写化映画「ゴールデンカムイ」。しかしなんということでしょう!蓋を開けてみれば絶賛の嵐!!!ガチオタ目線で感想を語ります。※ネタバレ大いにあります
- 実写版「ゴールデンカムイ」各所で大絶賛でオタク歓喜
- 実写版「ゴールデンカムイ」のキャストの皆様、制作にかかわったすべての方に大感謝でしかない
- 「ゴールデンカムイ」主演・山崎賢人氏の決め台詞は、杉元佐一が完全に乗り移っていた、あと筋肉。
- 二階堂役の栁俊太郎氏!得体の知れないサイコパス感と気色悪さ出てました!
- 鶴見中尉=玉木宏氏の怪演に鳥肌です…!
- アシリパさん=山田杏奈氏の変顔に拍手
- 実写版「ゴールデンカムイ」でも、白石は白石だった
- 玉井伍長の「もういい、撃とう撃とう」の雑さがイメージそのままで吹いた
- 推しの尾形百之助=眞栄田郷敦氏の登場シーンはもちろんのポーズ
- 実写版「ゴールデンカムイ」の肌の質感の描写…あの登場人物へのこだわり…!!!
- 実写版「ゴールデンカムイ」はクマ映画です
- 実写版「ゴールデンカムイ」の戦闘シーンは、戦争映画通も満足の迫力
- 他に好きなシーン
- とにかく皆様劇場へ…!
映画『ゴールデンカムイ』公式サイト (kamuy-movie.com)
実写版「ゴールデンカムイ」各所で大絶賛でオタク歓喜
公開前はやいやい言っていたわけですが、2024年1月19日公開と共に大絶賛の声が飛び交う中、
居ても立っても居られず、公開最初の土日に観てきました!
128分後…
実写版「ゴールデンカムイ」のキャストの皆様、制作にかかわったすべての方に大感謝でしかない
感想は、「原作そのまんま」。
それに尽きます。
世界観を壊さないどころか、忠実すぎるほどに細かいところまで再現していました…
美しい白銀の山々、戦場の土埃舞う戦闘シーン、
あったかそうな湯気の立つアイヌ料理たち、
(観終わって速攻でしゃぶしゃぶ食べに行きました)(TOHOシネマズ新宿、出たら目の前にしゃぶしゃぶ屋さんあって歓喜…!)
杉元たちの見た景色をわたしも今見ている…実写化慣れしていないのでめちゃくちゃ新鮮な体験です。
「ゴールデンカムイ」主演・山崎賢人氏の決め台詞は、杉元佐一が完全に乗り移っていた、あと筋肉。
マンガの登場人物による決め台詞。
あれを実在の人間が言う、てのがどうしてもニガテで…照れると言いますか…
が!
ロシア兵を蹴散らしながらの山崎賢人氏の「俺は不死身の杉元だ!!」はすごかった…
戦場で「鬼神」と呼ばれた杉元の、人を殺めることに命をかける顔そのものでした。
山崎賢人氏すごい。スクリーンから発せられる狂気に思わず鳥肌…
あと必見なのは銭湯シーンですよね。
浴槽の手すりにかけた肩~腕の筋肉…
ありがとうございます…!!!
二階堂役の栁俊太郎氏!得体の知れないサイコパス感と気色悪さ出てました!
しかし眉毛全剃りに坊主で、ビフォーがまったく想像つかない…一体どんな俳優さん?!
と検索したら、なんとまー、眉が凛々しく憂いを帯びた眼差しの、すこぶるイケメン俳優さんではないですか…!
え、映画ですっごい気持ち悪かったよ???????(褒めてる)
二階堂は裏切り者として鶴見中尉に捕まった時、スッとすじの通った鼻を削ぎ落とされそうになっていましたね?
二階堂の鼻は大事です。←
すかさず「 柳俊太郎 横顔 」で検索。
鼻高っっっ!
この鋭角な鼻は二階堂そのものではないですか…!
鶴見中尉=玉木宏氏の怪演に鳥肌です…!
そして大大大注目の鶴見中尉=玉木宏氏!!!
野田カムイご本人が玉木氏を熱望していたって本当ですか…???(その辺の話詳しく…!)
さすが…
解釈一致すぎて原作ファン何億人か湧き立ったことか…
え、玉木宏氏、声色まで解釈一致…
ちゃんと脳汁も出てたし…
てか今後シリーズ化されたら、額当てナシの過去のシーンも出てくるんですよね?!?!
オールバック柔道着で愛ですシーン見れるんですよね?!?!?!涙
その日まで正座待機です…!
アシリパさん=山田杏奈氏の変顔に拍手
(オソマ周辺の変顔はさすがにやんわりしとるのだろう…)というオタクの予想を軽く裏切る、
山田杏奈氏の全力変顔。
すごい、こんな美少女のこんな変顔をこんな大きさで見ることなんて、もう死ぬまで無いでしょう…
心の中で山田杏奈氏へ盛大な拍手を送ります…
説明が多いアシリパさんのセリフも、くどくなくスッと入ってくる。うまい。
実写版「ゴールデンカムイ」でも、白石は白石だった
その存在でシリアスな場面にギャグ要素をぶち込んでくる白石…
実写版でもリアルに白石でした、特にヌルっと登場するところ。
玉井伍長の「もういい、撃とう撃とう」の雑さがイメージそのままで吹いた
ほんのちょっとしたシーンなのですが、杉元を撃つかどうか逡巡する部下に雑に言い放つ玉井伍長の「撃とう撃とう」。
マンガでの玉井伍長は、黒目に生気がなく、魂が戦場から帰ってきていないイメージがありました。
人の命を雑に扱うのにも慣れた、と言いますか…
映画でのセリフもマンガでイメージしたまんまの雑な「撃とう撃とう」で、解釈一致すぎて盛大に吹いてしまいました…
推しの尾形百之助=眞栄田郷敦氏の登場シーンはもちろんのポーズ
尾形といえば、伝説(?)の第4話初登場シーンですよね…
わたしは「尾形以前の尾形」って呼んでるんですけどね…
もちろんちゃんと再現してくれてました、むしろ原作よりアニメよりかっこよかったですよね…???
実写版「ゴールデンカムイ」の肌の質感の描写…あの登場人物へのこだわり…!!!
リアル感を出すためなのか、役者さんがアップで映ると、肌の質感がこう…ゴワついてるのを強調しているというか、
あえて肌の凸凹の質感が出るエフェクトをかけている感じ。
が、ロシア系パルチザンを父に持ち、綺麗な白い肌を持つアシリパさんは、どんなにアップになっても
発光するような美しい白い肌で、「ほほぉ~野郎たちとの対比なのかな…」と鑑賞しておりましたが、
鑑賞後夫がひとこと…
「土方の肌も綺麗だったの気づいた???」
え、気づかなかった!涙
まじ?
原作でも、歳を感じさせない不思議な若々しさが魅力の土方歳三ですが、そんなこだわりがあったとは…!!!
今週おかわり鑑賞行ってくるので、そこんとこ注目してきます!
実写版「ゴールデンカムイ」はクマ映画です
「レヴェナント」「コカインベア」等、クマが大暴れする映画が好きなのですが、
「ゴールデンカムイ」ももちろん文句なしのクマ映画となっておりました…
足音無い。近い。執拗。熱い息遣い。咆哮。
手に汗握る迫力でした!
でも、杉元が倒した後のヒグマはフワッフワのクッションみたいな質感になっててちょっと面白かったです。
実写版「ゴールデンカムイ」の戦闘シーンは、戦争映画通も満足の迫力
メインの舞台である北海道のシーンの他に、重要な回想シーンとしてたびたび登場する二〇三高地での肉弾戦。
ここが一気に映画の質を上げています。
え、しかも一瞬うちの百ちゃん(尾形)映り込みましたよね?!芸が細かい…!
他に好きなシーン
・小熊めちゃくちゃかわいい
・小アシリパさんがレタラに置いて行かれてしまうシーンの悲痛な叫び、すごい演技力…
お隣の男性が涙を拭いてらっしゃいました…
・白石の靴を嗅いで「カ!!!」ってなるレタラ
・エンドロールに出てくる施設名が、道内のなじみのある場所ばかりでテンション上がる(故郷です!)
とにかく皆様劇場へ…!
まだまだ書き足りないのですが、これはでっかいスクリーンで観るべき映画です!
原作を読んでいなくても楽しめます!
欲を言えば、もちろん読んでいた方がより深く理解できると思いますが、
アプリなどでの全話無料終了はまだまだ続きますが、映画はいつ何時公開が終了してしまうかわかりません…
日本のマンガ実写化映画の最高峰を、ぜひ劇場でご覧ください!!!